こんにちは、
ITエンジニア向けサバイバル系英会話の関です。
某アメリカ大手のIT企業で16年でグローバルITチームのマネージャをやっていました。
多国籍なエンジニアと一緒に仕事をしていると、
日本の常識ではありえない状況に遭遇することが多々あります。
今回は、No Problemの本当の意味とは?!です。
No Problemは、ノー・プロブレムではないとは?!
ある週の月曜日。チームミーティングでのこと・・
セキュリティ問題が発覚し、ルータの設定変更が急きょ必要となった。
私:Could you fix the security bug and release the new code by Friday?
(このコード修正して金曜日までにリリースしてくれる?)
Sure. No Problem.(はい、もちろん!大丈夫よ)
安心安心・・
2日後の水曜日、念の為進捗確認・・
私:How is that bug fix going?
No problem. All good.(大丈夫です、万事うまくいってます)
私:Great. Thank you!
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で、当日どうなった?
そして、修正パッチリリースの金曜日
私:So how is that one going? We are going to release new code today,
(で、あの件どうなった?今日コードをリリースする予定だけど)
Hummm. Which one?
私:What?! That securtiy bug fix, we talked about during team meeting?
(月曜日のチームミーティングで話した、セキュリティ・バグの件だよ)
Oh..! That one. That one is not ready because I need to double check the change requirement(あ、あれね・・まだ準備出来てないよ。変更要件を確認しないといけないからね)
私:Do it now!!
(今すぐやって!!)
しまった〜、No Problemは彼の口癖だった!!
No Problem、No Problem、
No Problemは、英語圏では挨拶なのか??
と、つっこみどころ満載のコントの様な上司とエンジニアの会話。
もちろん、エリート・エンジニアばかりが集まっている、
シリコンバレー系のスタートアップではありえない話ですが・・
では、一体なにが起きたのか?
No Problemを日本語で考えると、問題ナシ、つまり大丈夫との意味だけれど、
実は、英語でNo Problemって状況によっては挨拶程度、に使われている場合があるんだ。
特に〇〇○国出身のエンジニアは、口癖の様にNoProblemって言ってるよね??だから特に気をつけよう。
No Problem、No Problem、(こんにちは、こんにちは)
では、No Problemエンジニアに、どの様に英語で対応するのか?
No Problemとの返事があったら、具体的なアクション・プランを確認してみよう。
私:So, how is that bug fix going?
No problem. All good.(大丈夫です、万事うまくいってます)
私:It’s an urgent bug fix, so what percentage is it done?
(それって緊急案件だから、何割くらい作業を終わったか教えてくれる?)
Well.. like 10%(10%くらいかな〜?)
(私:えっ、全然終わってないじゃん・・と心の中で叫ぶ私)
Please let me know what I can do to help to get it done on time.(平静を装い、予定どおりに作業を進めるのに、私が手伝えることを教えてよ)
もし、あなたがエンジニアAさんの上司では場合は、彼・彼女の上司にエスカレーション(チクる)しよう!
No Problem、No Problem、

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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